◆  グリップ 交換
グリップを剥がした状態
 スチールの場合は 口の方からカッターで切れ目を入れて
 引き剥がせは裂けて剥がす事が出来ます。

 専用のグリップカッターの方がシャフトに傷が付く可能性は少なく成りますが持っていません。
 普通のカッターの場合も 大型タイプの方が 扱い易いと思います。
   100円ショップの物で十分です。

 カーボンシャフトは カッターの刃がシャフト当たると 
 大きなダメージになりますので 私は ニッパで根気良くカットします。
 差込口に有る程度 切り込みを入れ引っ張れば 裂けますが
 バット側に行くに従い 肉厚となりますので ニッパで根気良くカットする必要が有ります。

 メーカーにより 糊とか 下巻きテープが残ります。
 こちらはシャフトは 糊がかなり残っています。 古いクラブはテープも剥がれず残る場合もあります。

 
上のシャフトの 糊を落とした状態

 糊を落とすのも 色々な溶剤 灯油・ベンジン・グリップ交換液(これはコストが高い)
 等あります。

 私は ペイントの薄め液を使っています。
 薄め液を使う前は マニュキア落としを使っていましたが
 落ち難かったので 薄め液に変更しました。
 こちらなら 布に含ませ 少し擦れば 上の画像状態が こちらの画像状態に
 簡単に成ります。

 カーボンシャフトの塗装は 塗装が落ちるリスクも有りますが
 今の所、そんな事は有りませんが カーボンシャフトは注意が必要かも
全部剥がして グリップを準備した状態
 
 グリップは重量誤差も大きいと言われ
 通販ショップ等では 誤差+-0.2グラムで揃えますとかも有りますので
 気にする方はそちらを 購入されたらと思います。

 私は画像のケージのコードグリップの買い溜めをしてますし
 安い秤(0.1グラム単位計測)も持っていますので  重量を測って同じ様な重さで揃える事が
 出来ますが スイングバランスとの兼ね合いでバランス計も必要かとなります。
 秤とメジャーが有れば 手計算でも バランスは求められます。

 余り 気にしないようにしてます。(=^・・^=) 下表の実測値でも窺い知れます。
 臨時で作った ダンボールクラブ置き 
 両面テープは纏めて巻くし グリップを挿した後置く場所も困りますからダンボールを加工
 工房等では 作業台の所に立派な物が有りますが 個人ならダンボールで十分でしょう
 これなら 倒れません ダンボールはガムテープで止めて動かなくして有ります。
 
 両面テープ巻き 交換本数分一括で巻きます。

 一応螺旋で巻いてありますが ステップの有る DGでは素人では
 ステップの位置でどうしても 皺も寄るし テープの隙間を綺麗に揃えられません
 
 隙間無く綺麗に巻けるのは 経験が必要です。私には無理(=^・・^=) 
 おおよそ 綺麗に巻けていれば OK とします。
 螺旋はバット側から巻いてます。グリップの長さより 1センチ程度短めです。

 グリップの長さにもばらつきが有ります。 長めに巻いて後でカットする方法も有りますが
 非常に手間も掛かるし グリップを切る可能性もありますから 私はやりません 

 という事で この程度の仕上がりです。
 少し隙間を空けた方が素人には簡単だと思います。

 両面テープは バッファローを愛用。
 詳しくはこちらで
事前に構えた時に しっくり来る位置を事前に目印しておきます。
バックラインなしの場合はそんな事しなくても問題無いですが 
ロゴとか模様が有れば 見栄えの問題も有りますから 印をつけておく方が良いと思います。

バックライン有りの場合 挿した時のズレを少なくする意味で付けます。

一度 全部にチェックを入れて、暫く 時間が過ぎてから 再度見直します。

センターが微妙に決まらない番手が有ったりします。
この 微妙なズレを 再度 時間を置いて 見直して 感覚のズレを補正する為です。

改めて 見直した時に 修正する番手が有れば また、時間を置いて見直します。

挿した時に バックラインの握り感覚で最終修正しますが その時の基準にする為です。
挿した後 何度も修正を加えると 最後に迷が出るのを防ぐ為でも有ります。
挿した後は ぼやぼやして迷っていると動かなくなりますので それの防止の為。
 作業中の注意事項

  @ 溶剤はたっぷり使いましょう ケチると 挿す時に抵抗感が増したり
     捩れたりしやすくなります。最悪は途中で止まってしまう事もあります。

  A 両面テープの糊を溶剤が溶かしますから
     タオルを準備して グリップなどからこぼれ落ちる溶剤は直ぐに拭き取りましょう

  B シャフトは万力に固定したほうが遥かに楽に作業できます。
  C  グリップエンドまで キッチリ差し込む 

はい完成 (=^・・^=)

途中の画像有りません

 何故かと言えば 溶剤と両面テープの糊で 手がべとつきます。
途中で画像を撮影しているのは面倒ですし

 一気に やってしまいたいからです。
番手 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
交換前の重量A 413.5 421.1 425.5 433.3 441 446.2 452.7 461.6 472.3 471
重量差 - 7.6 4.4 7.8 7.7 5.2 6.5 8.9 10.7 -1.3
バランス簡易計測 D1 簡易計測計しかないので微妙に違うかがまあこんな物 D2.5
グリップなしの重量B - - 373.5 380.9 388.6 392.9 400.4 410.2 419.8 420.2
重量差 - - - 7.4 7.7 4.3 7.5 9.8 9.6 0.4
A-B(グリップ重量) - - 52 52.4 52.4 53.3 52.3 51.4 52.5 50.8
完成後実測C 413.8 422.0 426.7 434.1 441.6 446.4 453.8 463.6 473.5 473.2
重量差 - 8.2 4.7 7.4 7.5 4.8 7.4 9.8 9.9 -0.3
交換後-交換前 0.3 0.9 1.2 0.8 0.8 0.6 0.2 1.1 2 1.2
換前と グリップを抜いた状態 グリップ交換後の重量の
実測値です。

2/3番は 当初予定してなかったので 測ってません
こうして単純に引算すると 重量がバラバラ
今回 交換は バランスゆり重量配分を考慮して 7番とAを少し重いグリップに
グリップ重量は 49.6-49.5が本数分有ったので その重さで揃えた。 

完成後の グリップの長さの不揃い

 コードグリップだから伸びる事は
 殆ど 無い筈ですが
 装着時に 気を使う事はしてないので
 この誤差が生じた訳ではなく
 個体差だと 思っています。

 ラバーだと伸びるので
 長さにも気を使わないと
 太さも不揃いになります。

 シャフトをグリップエンドまで
 キッチリ差し込む事の方が重要です。